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日記、tips、創作メモ置き場。

2024年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

読書メモ『雨の日の心理学:こころのケアがはじまったら』

東畑開人 著、『雨の日の心理学 : こころのケアがはじまったら』を読みました。以下はその感想です。

(本のまえがき部分が、noteで公開されています→https://note.com/kadobun_note/n/nfdb92d1...
(Amazonのページはこちら→https://amzn.asia/d/hrUmVc1

タイトルに「雨の日の」とあるのは、元気がないときの、とか、こころの調子が悪いときの、という意味でしょうかね。

私の周りでも、この本に書かれているような、ケアが必要になった場面がありました。ある人の行動が問題になった。

私もおせっかいをしたり、その人の話をきいたりしてはいたのですが、同時に、この小さな環境だけでケアしきれることではないとも思っていました。

結果は結果としてあったのですが、良い結果なのか、悪い結果なのか、今でも分かっていません。

この本を読んで分かったのは、あのとき私は確かにケアをしようとしていたということです。

とにかく私は血の気が多く、喧嘩とあらば喜び勇んで飛び出していくタイプで、そのときも、その問題にぶつかるだけぶつかってみようという気持ちではありました。

実際には、ゆるやかに、おせっかいから始めたつもりですが、周りがどう感じたかは謎です。というのも、周りは既に、その問題については諦観していたからです。(後で、ねぎらいの言葉はかけてもらえました)

こころとこころのやりとりとか、傷と傷のやりとり、というようなこと(私の意訳が入っています)がこの本に書かれていましたが、そのとき、まさにそれが起こっていました。

ケアとして、何の知識もない素人がやったことではありました。客観的に見て、大方の部分において、それが失敗であった可能性は高いでしょう。

でもまさに、私はあのとき、ケアをしようとしていた。

状況として、残された時間は短く、素人ながら、「こころの天候」が急に良くなるなんてことはないと感じていました。だけど、違う誰かがこの人にケアをしてくれるとは、到底思えなかった。

私もこの一点において、孤独ではありました。そして、渦中のその人にとってはこの一連のことは、大変な大嵐であったことでしょう。

感謝もありましたが、困惑もありました。

私はあまりに稚拙でしたし、その上、時間までありませんでした。だけど、そのときできることはここまでであったと、この本を読んで思ったのです。

次のケアがはじまったとき、私は再度、この本を開くでしょう。

また、普段交わしている会話が、もとより相互に行われるケアである、というのも、実感するところではありました。

話が雑多になりました。

とても良い本でした。子育て中の方や、家族の介護をしている方などには特に、有用な発見を与えてくれるものと思います。

また、ここに言う「ケア」に関係がない人でも、読んで癒される部分があると感じます。

離れて住む家族に、この本をプレゼントしようかな。

以上、感想でした。

ではまた。たたむ


#本の紹介・感想

日記

2024年2月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

創作メモ:『空洞に手向く花』制作過程

制作過程。左から始まって、右端が完成の少し手前です。
制作過程。左から始まって、右端が完成の少し手前です。

制作過程のスクリーンショットが残っていたので、まとめてみました。

学生時代、デッサンの実技試験のためにリンゴを毎日描いていたからか、リンゴだけやたらあっさり塗れました。
塗りが苦手だと思っていたのですが、単に観察不足だったようです。のびしろ。

この絵は色が上手くはまって、メリハリもありつつ、暖かい雰囲気が出たので、良かったです。
ラフもカラーラフも、やりたいことは決まっていたので、その後の軌道修正が楽でした。

それではまた。

#制作過程

創作メモ

2024年1月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

しずかなインターネット(ブログサービス)のページを作りました。

しずかなインターネットにて、新しく日記を書き始めました。

個人的な日記にするつもりです。外向けの日記。
文章作成能力の向上と、瞑想?を目的としています。

リンクはこちら→https://sizu.me/logi

(正しくは「文章書き散らしサービス」なのですが、
ブログとして使うつもりなので、そのように紹介しています。)

色々悩んでいたのですが、フォントがなかなか良いということで、ここにしました。

このブログ(個人サイト併設ブログ)の運用は変わらず、今まで通りです。

どちらも追っていないと分からない話はしません。
お手数ですが、うまいこと取捨選択していただければと思います。

またお会いしましょう。

お知らせ/イベント情報

創作メモ:『空洞に手向く花』

空洞に手向く花。
空洞に手向く花。


自作小説で、
「小石を積んで、庭に墓をつくる描写」と、
「墓にリンゴをお供えする描写」があったので、
それらをもとに描きました。

絵に落とし込んだときに、
積まれた小石(立体)より、石畳(平面)とした方が、
穏やかな構図になると思ったので、そのようにしました。

いつもより面倒でしたが、楽しく描けて、嬉しかったです。

のほほんとした絵が続いていたので、
ちょいとここらでデストロイな絵をと思ったのですが、
どちらかと言うと、サイコホラーな絵になりました。

「もう顔も覚えていないけど、ずっと一緒にいるよ。
君たちのことを忘れてしまっても、この空洞と、ぼくは、ずっと一緒なんだ」

それでは、また会いましょう。

#イラスト振り返りメモ

創作メモ

創作メモ:いつもの場所(宇宙の下)で待ち合わせ

いつもの場所(宇宙の下)で待ち合わせ。
いつもの場所(宇宙の下)で待ち合わせ。

思ったより早く更新しました。なにいっ!?

いつもの場所(宇宙の下)で待ち合わせしている絵です。

この人たちは、今はこういう綺麗な星空の下で暮らしていることになっています。
こう、足元に地球が見える感じの……。シースルー。スケルトン。こわい!

家とかはない。野宿でもない。家具はある。

基本3人+α?で暮らしているのですが、
各々自由なので、こうして待ち合わせをして出かけます。

この絵はやたら画面奥の男子2人がかわいいですね。

絵としては、クリスタの3Dモデルを使ったり何だりしたので、
非常に速く描き終わりました。

暗いシーンでもないので、画面を白っぽくして明るくしましたが、
やはりくすんだ色が好きなので、人物の色は彩度を抑えめにしています。

宇宙が丸見えな状態で住んでいたら、目がチカチカしそうなので、
これくらいの色味の調整で良かったかもしれません。

またお会いしましょう。

#イラスト振り返りメモ

創作メモ

創作メモ:2024年新年のイラスト

正月に出かける絵です。
正月に出かける絵です。


あけましておめでとうございます。
イラスト更新は久しぶりですね。

正月にお出かけする絵です。1月初めはまだ本格的な寒さじゃないので、
みんなそこまで厚着をしてないですね。

大きな災害がありましたが、みなさまご無事でしょうか。
冬は身体的にも精神的にも負担のかかる季節です。どうかご自愛ください。

被災地の方もそうでない方も、食事と睡眠を、できる範囲で大事になさって下さい。
余裕がある方は、軽いストレッチをすると気分転換になるかもしれません。
食事と睡眠、また運動は、体だけではなく、心にとっても大事なものです。

どうかまた心穏やかに、ここでお会いできることを祈ります。

#イラスト振り返りメモ

創作メモ

2023年12月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

2023年振り返り、買ったイラスト参考書、音楽とか

今年はサイトの開設をしたり、オンラインイベントに出たりしました。
みなさんあたたかく見守っていただいてありがとうございました。

私は来年もお絵描きしますので、暇だったらたまに見に来て下さい。

基本的に私は過去の記憶があまりない(し振り返っても特に感慨がない)ので、
振り返り記事は書かないかなと思っていたのですが、
今朝何気なく目に入った「書いた方が良いですよ!」というブロガーの方の言葉を
真に受けてこれを書くことにしました。

まずは、今年買ったイラスト関係の参考書で良かったものでもまとめます。
(発売日順)
  • 『デザイン視点でイラストを描く : 伝えたいことが伝わる29のヒント』mashu著
  • 『TIPS! 絵が描きたくなるヒント集』吉田誠治著
  • 『悪役男性の描き方 : 凄みのあるミドルエイジたち』Majesty著、金智恵訳

一つ目の本は感想を記事にまとめているので割愛します。

『TIPS! 絵が描きたくなるヒント集』は基本的に厚塗りでの解説がされていますが、
厚塗り以外の描き方にも応用できるテクニックがたくさん載っています。

『悪役男性の描き方 : 凄みのあるミドルエイジたち』は、
「筋肉質だけどお腹が出ている男性の体型」について解説があって良かったです。
中高年男性の描き方特化の本で、体型、顔の造形、服装などの作例が載っています。

気になったら本屋とかでチラ見してみて下さい。

音楽で言えば、学生時代からずっと好きなArmin van Buurenが、
今年も変わらずコンスタントに作品を出していて、あまりにも偉いなと思いました。

私も嫌にならない程度にやっていこうと思います。

それではみなさん、良いお年を。

私は新年用のイラストを仕上げます。
また会いましょう。

#今年の振り返り

日記

2023年10月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

創作メモ:設定イラスト(早月)

設定イラスト(早月)
設定イラスト(早月)


(主にくるっぷ用に描いていた)設定イラストです。
今後変わっていくとは思いますが、現時点での設定ということで。

この子はいつも描いているキャラクターで、
私は早月(サツキ)くんとか早月ちゃんとか呼んでいます。

名前をつけてくださったのは、学生時代の先輩です。
(現在に至るまでに、漢字を変えてしまいましたが……)
その節はありがとうございました。

中性的で幼い雰囲気の、成人男性です。

外見の設定としては、

「人の目を奪う(惹く)外貌をしているが、そのことで恩恵もいらぬ苦労もあるので、
せめて野暮ったく見せるために前髪を下ろしたりしている(が、あまり効果はない)」

という感じです。

彼らはお話ありきのキャラクター達ですが、
あくまで見せたい部分はキャラクターのイラストなので、
イラストで雰囲気を伝えたいな〜くらいの気持ちで描いています。

皆様も雰囲気でなんとな〜くご覧ください。

またお会いしましょう。

#イラスト振り返りメモ

創作メモ

くるっぷでの作品投稿を停止します

突然のお知らせとなってしまい、申し訳ありません。
今後はくるっぷでの作品投稿を停止します。

一次創作イラストは、私の個人サイト(このブログ含む)で更新・公開していきます。
(ブログ上部の記事に、個人サイトへのリンクがあります)

以前からここをご覧いただいている方には、影響はありません。

二次創作イラストは、pixivに移動・投稿します。

二次創作イラストの方は、頻繁に投稿する予定はありません。
気になる方はユーザーネーム(キ色)で探してみてください。

くるっぷでの更新停止の理由は、

ここ最近のくるっぷ公式からのアナウンスでの言葉遣いと考え方を見ていて、
運営のWebサービス管理者としての態度と能力に疑問があり、

創作活動の拠点を置く場として、リスクが高いと判断したためです。

くるっぷでフォローしていただいた皆さん、いいねをくださっていた皆さん、
作品を投稿されていた皆さん、ありがとうございました。素敵な時間を過ごせました。

このブログと個人サイトは今まで通り更新します。
もしよろしければ、また遊びに来てください。

お知らせ/イベント情報

2023年9月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する

『デザイン視点でイラストを描く 伝えたいことが伝わる29のヒント』(mashu 著、玉置淳 監修、マール社)が良かったので紹介。

「デザイン知識をイラストに落とし込む方法」が書かれた本です。
特に、デザインを学んだことのない方におすすめの本です。

デザインを学んだことのある方も、基本に立ち返る本として読めます。
図解多め、文章量少なめで、読みやすいです。

マール社での、この本の紹介ページ(外部リンク)はこちら。

以下にもう少し詳しい感想を記します。

本を読んで、特に「アイディア出し」と「構図」について、そして、
「それらを考えるのに必要なデザインの基礎知識」の解説が参考になりました。

デザインの基礎知識の解説は、実践に移る前の前置きを丁寧に行い、
次にその知識を使った実例を提示する形となっています。

ただ、専門的な学校で授業を受けるよりは、流石に一足飛びになってしまうので、
最初は、「要点をつまみたいけど、要素が多いな〜」と感じるかもしれません。

でも、「この本を読んで興味を持ったから、グラフィックデザインの本を読んでみる」
という動線があり得るので、その点でとても有意義な本です。

私も、「イラストを描くなら、デザインの知識はあった方が良い」と考えています。

必ずしも、デザインの考え方を元にイラストを描く必要はありません。

しかし、デザインを学ぶことによって、イラスト制作において、
「意図しないノイズや不協和音をコントロールする」ことができると思っています。

これについて、この本では『理論』と表されていますが、
理論というのは、かけられた魔法を解いてしまう理屈ではなく、
誰にでも魔法を使えるようにする理屈だと私は考えています。

今回この本を読んで、デザインの基本に立ち返ることができました。
それを頭の隅になんとな〜く置きつつ、うまいことやっていけたらな〜と思います。

余談ですが、この本で一番好きだったのは、
「1年に1枚でも絵を描けばそれは『継続』になるのです。」
と書かれているところです。

なかなかこれを堂々と言ってくれる指南書もない気がします。
のんびりしたところもありつつ、お絵描きの体幹も鍛えてくれる良書だと思います。

気になった方は、ぜひ上記の出版社のサイトから本の内容をチラ見してみてください。
Amazonよりは出版社のサイトの方が、例として載っているページが豊富です。

それではまた。たたむ


#本の紹介・感想

日記